【新唐人2013年11月28日付ニュース】アメリカは11月26日、B52爆撃機2機を中国側の設定した防空識別圏に飛行させました。これは中国側を強くけん制する行為だと、専門家は述べます。
アメリカン・エンタープライズ研究所 トーマス・ドネリー研究員
「同盟国と中国へのメッセージです。米国はこの地域を重視しており、行動によって日中の衝突を防ぐと」
今回のアメリカの動きについて、ドネリー研究員は、中国側への警告も含め、多くの意義があると言います。B52爆撃機は、これまで相手を威圧する役目を果たしてきたからです。
また、中国側が防空識別圏を設定したことは、驚くことではないとも述べます。
アメリカン・エンタープライズ研究所 トーマス・ドネリー研究員
「中共の常套手段です。まず実力を見せつけ、自国が何を得られるのか、他国にいつ反発されるのか、それまでどれほどできるかを見るために」
中国側の防空識別圏の設定は、国内問題が山積みの中、国民の不満をそらす狙いや、政権内部の権力の再構築が考えられると言います。
アメリカン・エンタープライズ研究所 トーマス・ドネリー研究員
「国内で問題が続発した時、民族主義で国民の不満をそらす。または政権内部で権力が再構築され、軍と党指導部が協力したのでしょう」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/11/27/a1012679.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/大口 映像編集/工)